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【書き起こし】日ペ昔話 イワナ☆

(ぼうや先輩)

人は皆、己自身が震えたつが如き怪物を飼っている
怪物をむき出しにする種族は、地下の煉獄へ追いやった。 
地の底に人が作りし煉獄で彼は生まれた。誰よりも己の内なる怪物を彼は憎悪し、彼は愛した。 
彼は第二の母と、彼らを地下に追いやった者達の住む世界へと登った。 
だが、その時既にして、地上の世界はそこに居続けた人々と同様、ゆっくりと死の時を待っていた。 
地上は冥府。人という種と、人という種が築いた世界の黄昏。 
彼は、そこで父と言う名の亡霊と出会った。 
彼と共に居た、彼の第二の母は、冥府に留まった。 
そして彼は再び、彼が生まれた地下の煉獄へと戻る。 
そここそが、彼の生きる世界。煉獄こそが、人なる種族が最後にいるべき世界。
 
 
 (イワナの怪)
 (セミ先輩迫真の鳴き声)
昔、南会津の山奥に、水無川という川が流れておった。
ちょうど夏の暑い盛りじゃった。
その、水無川の上流に、4人の木こりたちが、仕事のため山に入っておりましたそうな。
「うぅ〜あ^〜 暑(あち)ぃよ〜 暑ぃ^〜 
いやぁ、こう暑ぃんじゃ仕事する気にならぇべ」
「んだんだ」
「とこルルォで^〜みんなぁ 日照り続きで淵の水も減っとるだに明日はひとつ根流しでもしねぇかぁ」
「おぉ^〜んだんだ それは面白ぇ やっぺやっぺ」
「根流しすればよ、酒もたっぷり飲めるしよ」
「そうだともよ、根流しでがっぽり儲ければよ、一夏中働かんでもええかもしれねぇべよ〜 うぇへ^〜い」
根流しとは、川の中に毒のようなものを撒いて、浮いた魚を採るという方法じゃった。
連中は小屋へ帰ると早速、根を作る作業を始めた。
山の木を切り、葉っぱと皮を焼き、灰でグツグツと煮ると、根が出来るのじゃった。
「根流しするとよ、魚がみんな白い腹見せてよ、ぷかぷか浮くんだから面白ぇよな」
「んだんだ 何しろ手づかみだから堪えられねぇよなぁ へっへ^〜」
「そうともよ 明日はじゃんじゃん採れっから叺(かます)ひとつや二つじゃ足りねぇかもしれねぇぞぉ」
「フヘヘヘへ ンヘヘヘ」
とまぁ、男たちは根の煮えるのを待ちながら明日のことを話しておった。
「そうするとぉ、明日のために少し腹ごしらえしとくべか」
「ヴォー…そうだ、そうすっぺぇ オラにきびだんごくれや」
「んぉ〜?」
と、その時じゃった
谷川の方から一人の坊さんが、ぴたぴたと木こりたちの方へやってきた。
「こんなところに坊さん(ぼんさん)が… いったいどこ行くべか」
男たちがそう思っていると、坊さんは木こりたちの方へ近寄り、やがて根を煮ている鍋の方に来て
「これは…根じゃな?」
「んだぁ、それがどうかしたかあ」
「淵へ…流すのか」
「んだともよ 根は淵に流すに決まっとるっぺ
根を流せばよ、面倒なことは何にもいらね、一発でドカーンと採れてしまうだよ。えぇ〜?」
「やめなされ!(迫真)」
坊さんのしわがれた大声で、一時は場がしぃんと静まり返ったそうな
「のう…お主たち、儂はお主たちが食べる分や、餌に誘われて釣られる魚をとやかく言っておるのじゃあない…
じゃがあのう…(ジャガーノート)
じゃが、川に毒を流せば小魚まで死んでしまう…
どうじゃ、人間の子どもが殺されると思うてみい、惨いことじゃろうがあ…
やめなされやめなされ…惨い殺生はやめなされ…」
男たちは何となく気味が悪うなってきた。それに坊さんの見せた、目の光も気持ち悪かった。
「ぇ…ぇぁん、ぼん坊さん(ぼんさん)、団子でも食わねかよぉ」
「おぉー…団子ぉ…これはかたじけない…
「ささささっ遠慮せずに食ってくれや、あぁん?ささ、どうぞどうぞ」
「ィェーィ…いただきます」 …フォ(団子が吸い込まれる)
(4,5秒後もう一度団子を食べる)
(団子は坊さんの口へ吸い込まれるように入っていった)
何やら不思議な食べ方だった。
「んいいよ いいよ 根流しは止めっぺ止めっぺ
坊さんの言う通りにするべぇ」
それを聞いて坊さんはすっかり安心したか、深々と男たちに頭を下げると、元来た道をまた…ぴたぴたと帰っていったそうな…
急に辺りは暗くなり、男たちはしぃんと静まり返った。
じゃが男たちは、決して根流しを、諦めたのではなかった…
さて、次の日の朝、男たちは起きだすと早々と川へ向かった。
じゃあー(根流し)
「見てろー!そろそろ魚が浮いてくるだぞぉー
(根を川に流し、しばらく待っていると、魚が白い腹を見せ浮いてきた)
そぉらそら、浮いてきたー!こいつは、大量だでやぁ!」
「そぉら!飛び込めー!」
ンハッハハハ うじゃうじゃいるどぉ 大量じゃ大量じゃあ
ンハハハハハハハ ウハハハハハ
とまあ男たちは狂ったように浮いた魚を採りまくった。
あっという間に叺はいっぱいになったが、その代わり川はもう、死んだようじゃった…
それでも男たちは まだ足りぬ、もっともっと大きい魚を採ろうと、川を上流へ、上流へと上っていった…
川上の淵は、底なしの淵と呼ばれ、大きなイワナの主が住んでいるという話じゃったが、人々は滅多に近寄ろうとはしなかった。淵は恐ろしいほど静かじゃった…
 ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ォ゛ォ゛ォ゛オ゛オ゛゛オ゛゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛ン゛(ひでりのテーマ)
「底なしの淵と聞いとったが、見れ日照りでこんなに水が減っとるぞ、根の量増やせば大丈夫だってぇよぉ」
「よし、いくどー おらそれーい(オルルァソルルルルェイ!)」
「だぁぁぁぁぁぁぁぁらぁっ!」
「おらそれーい(オルルァソルルェイ!)」
「だぁぁらぁっ!」(根流しダンサーズ)
やがて魚がぷかぷかと浮き始めた。
男たちは笑って見ておったが 
アハハハハハ ウハハハハハ
「もう一息だぁ 残りの根を全部ぶち込むどぉー」
言うが早いか、残った根を、桶ごと全部淵へ投げ込んだ
やがて水は白く濁り、淵は死んでしもうたようになった…
そのとき、辺りが急に暗くなったかと思うと、カラスがぎゃあぎゃあ鳴き始めた。 (カラスくん迫真の鳴き声)
「なんだやぁ、あれはぁ…」
黒いカゲがすぅーっと近づいたかと思うと、バッサー…
見たことも無い大イワナが白い腹を見せて浮かび上がってきた。
それが…この淵の…主じゃった…
男たちが大喜びでイワナを叺に詰め込もうとしたが、突っ込んでも突っ込んでも、入りきらんほどの大きさじゃった。
「どおだぁオラが言うた通りにしたらこの大量だ、見れぃ糞坊主め、ささ、この大イワナ肴に一杯(いっぺぇ)いくべぇ」
ところがどうじゃろう、(大イワナに刃を入れると)大イワナの腹の中から何やら丸いものがポロッポロッといくつも出てきた。
「何だやぁこれはぁ…き、きびだんごじゃ…」
「見れ、へ…イワナがオラたちの方を睨んどる…ぼぼぼ坊さんがイワナだったんじゃ…!」
(イワナに睨まれる)
「あぁ^〜」
なんという恐ろしいことじゃろう…イワナが昨日の坊さんじゃったとは…
(大イワナに睨まれた男はへたりと倒れ込み、動かなくなってしまった)
「アヘェ…(やわらか木こり)」
「あわわわわわ…」
そうして残りの木こりたちは、あとも見ずその場を逃げ出してしまった。
やがて谷川は、元のように奇麗になり、イワナも住めるようになったが、今もこの川にこの不思議な物語は、人々に語り継がれているという…
 
 
(ほんへ)
アオン!アオンオン、オオンアオン!ゥーゥーゥー…
熊の子見ていたヨツンヴァイン オシリィ…を出した子
馬鹿じゃねぇの(嘲笑) ペチン! OFF
夕焼け小焼けでまた明日 また明日 怨!怨!怨!
EER! EER! 人間って あぁ^〜いいすね〜 ウン
美味しい ラーメン屋の屋台 ほかほかごはん じゃけん夜行きましょうね
子どもの帰りを待ってるだろな いいよ!こいよ!
僕も パッソ… お家へ イクイクイクぅ…
でんでんでんぐりがえしで 怨!怨!怨!
EER! EER! 人間って ホモなんだろ? なぁ
みんなで仲良く ホラホラ お風呂
暖かい布団で眠るんだろな 先輩…!
僕も帰ろお家に帰ろ ドンドン (廃車確定)
カチャカチャカチャッカ (一転攻勢)
バァンバァンバァン! ち〜ん (33−4)
嗚呼^~盲腸性癌~
 
 
某動画を丸々書き起こしてみました。
()内は朗読等する際に役立つこともあるかと思うのでする方は取捨選択して是非活用を